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第26回鉄骨加工雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社塚本鉄工所、更新担当の中西です。

 

 

 

🔩ボルト接合と溶接接合の違い

~鉄骨を支える“見えないつなぎ目”の技術~

鉄骨を組み上げる際に欠かせないのが、「接合技術」です。
接合には大きく分けて2種類――ボルト接合溶接接合があります。

どちらも鉄骨構造を強固にするための技術ですが、工法・用途・特徴が大きく異なります。
ここでは、それぞれの違いをわかりやすく解説します🔧


⚙️ ① ボルト接合とは

 

鉄骨同士をボルトとナットで締め付けて固定する方法です。
現場での組立て作業に適しており、現在の鉄骨建築では主流となっています。

🔧 特徴

  • 工場で穴をあけ、現場でボルトを通して締め付ける

  • 「高力ボルト」と呼ばれる特殊なボルトを使用

  • 締め付けトルク(力加減)を正確に管理

 

💡 メリット

  • 施工が早く、現場効率が高い

  • 不具合があっても部材交換が容易

  • 点検・補修がしやすい

 

⚠️ デメリット

  • ボルト穴加工に精度が必要

  • 締め付け管理を誤ると強度が落ちる

🔩 「一本のボルトが命を支える」。
その責任感が、職人たちの誇りです。


🔥 ② 溶接接合とは

 

鉄骨同士を熱で溶かして一体化させる方法。
強度が非常に高く、外観をスッキリ仕上げられるため、美観性も優れています。

🔧 特徴

  • 鉄を約1500℃まで加熱し、金属同士を融合させる

  • 橋梁・プラント・高層ビルなど強度が求められる箇所に使用

 

💡 メリット

  • 強度が高く、継ぎ目が目立たない

  • 変形や歪みが少ない構造にできる

  • 密閉性が高く、水・風の侵入を防ぐ

 

⚠️ デメリット

  • 熱による歪みや割れのリスク

  • 作業環境(天候・姿勢)によって品質が左右されやすい

  • 熟練技術が必要

🔥 「鉄を溶かし、ひとつにする」。
まさに“鉄骨の心臓”をつくる工程です。


⚖️ ③ ボルト接合と溶接接合の使い分け

 

項目 ボルト接合 溶接接合
主な現場 一般建築・倉庫・店舗 高層ビル・橋梁・プラント
強度 高い(調整可能) 非常に高い(溶融一体)
工期 短い 長い(技術を要する)
点検性 良い(交換可能) 難しい(再溶接が必要)
外観 ボルト頭が残る すっきりとした仕上がり

 

👷‍♂️ 現場では「主要部は溶接」「組立部はボルト」と、

役割を分けて使うのが一般的です。


👷‍♀️ 求職者の方へ

 

鉄骨接合の仕事は、建物の“つなぎ目”を守る重要なポジション。
ボルト締め一つ、溶接一線――どちらも「精度」と「安全」を左右する責任ある仕事です。

未経験の方でも、高力ボルト作業員・アーク溶接工・半自動溶接工として資格を取れば、
全国どこでも通用する技術が身につきます。

💬 鉄骨を組み上げる作業はチームプレー。
一人の手で支えるのではなく、全員の技術で支える仕事です。


🧾 まとめ

 

  • ボルト接合=スピーディーで管理しやすい施工

  • 溶接接合=強度・美観に優れた一体構造

  • どちらも鉄骨の安全を支える要の技術

  • 現場経験を積むことで資格・キャリアアップが可能

 

🏗️ 鉄骨は“人の手で組み上がるアート”。
ボルトと溶接――その両輪が、街を支えています。

 

 


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