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日別アーカイブ: 2025年5月19日

第12回鉄骨加工雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社塚本鉄工所、更新担当の中西です。

 

 

 

鉄骨加工の未来

~職人技とテクノロジーが融合する時代へ~


今回は、鉄骨加工の“これから”についてお話しします。

AIやロボット、環境問題、高齢化、そして若手不足――。
社会が大きく変化する中で、鉄骨加工の現場も今、大きな転換期を迎えています。

その未来は、決して“昔ながら”の仕事ではありません。
むしろ、「最先端」と「伝統」が共存する、“進化する現場”なのです。


■ 自動化・デジタル化が進む鉄骨加工の現場

 

(1) CAD/CAMによる設計から加工までの一貫制御

 

今では、CADで描いた設計データが、そのまま加工機に連動して動く時代です。

  • 穴あけ位置

  • 切断角度

  • 溶接長さ

などが、すべてデジタルで自動制御され、人手によるミスやバラつきが減少しています。


(2) ロボット溶接・ロボット搬送の導入

 

重労働であり危険でもある溶接作業には、今やロボットアームが活躍しています。
また、加工済みの鋼材を搬送・位置決めするのもロボットの仕事。

  • 一貫ラインでの無人化加工

  • **人とロボットが協働する“協働ロボット”**の普及

これにより、生産性向上と作業者の安全性が大幅に改善されています。


■ 職人の技術はAIでは置き換えられない

 

とはいえ、「すべて機械でOK」ではないのが鉄骨加工の世界。
最終の調整や微妙な手加減は、やはり熟練の職人の目と手が頼りです。

  • 微細な溶接ビードの調整

  • 精度0.5mm以内の誤差補正

  • 音や火花でわかる異常の察知

こうした感覚値の世界は、まだAIでは完全に再現できません。
だからこそ、職人と機械の“共存・共創”がこれからのカギになります。


■ 業界全体での「魅力づくり」と「人づくり」へ

 

未来の鉄骨加工は、「人が減る業界」ではなく、「人が輝く業界」にしなければなりません。

  • 若手育成と熟練者からの技術継承

  • 女性や外国人の積極的登用

  • SNSや動画での技術発信、採用活動の見える化

  • オープンファクトリーや職業体験イベントの開催

こうした業界全体のブランディングとオープン化が、未来の担い手を育てる鍵になります。


■ 脱炭素・カーボンニュートラルと鉄骨業界の挑戦

 

地球環境を守るという視点からも、鉄骨加工業界は次のチャレンジを始めています。

  • 再生可能エネルギーを使った加工設備

  • 鉄骨のリユース(再利用)推進

  • LCA(ライフサイクルアセスメント)による環境負荷の見える化

  • 「ZEB(ゼロ・エネルギービル)」対応の設計支援

“強くてやさしい建築素材”としての鉄骨を、より環境と調和させていく未来がすでに動き出しています。


■ まとめ:鉄骨加工は「未来をつくる産業」

 

鉄骨加工は、建物の“骨”をつくる仕事。
だからこそ、そこにあるのは「人の命と暮らしを支える責任」そのものです。

これからの鉄骨業界は、技術と人、環境と経済、安全と創造性――
その全てをバランスよく取り入れた、“進化するものづくり”へと向かっています。

未来の建築も、街づくりも、インフラも。
その根幹にあるのが、鉄骨加工の技術と心意気なのです。

次回もお楽しみに!

 

 

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