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第25回鉄骨加工雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社塚本鉄工所、更新担当の中西です。

 

 

 

🏗️鉄骨製作から建方までの流れ

~建物の骨組みをつくる、ダイナミックな仕事~

建築物の強度と安全を支える「鉄骨工事」。
その中でも、鉄骨の製作から建方(たてかた)までの流れは、構造物の“骨格”を形にする非常に重要な工程です。
高層ビル、工場、倉庫、商業施設など、どんな建物にも欠かせないのがこの鉄骨の仕事です。

ここでは、鉄骨が設計図から実際の建物になるまでのステップを、現場目線で詳しく解説します💡


🧩 ① 設計・製作図の作成

 

最初の工程は、建築設計図をもとにした鉄骨製作図の作成です。
設計者の意図を正確に理解し、鉄骨の寸法・穴位置・溶接箇所・部材の組立方法などを図面に落とし込みます。

CAD(コンピュータ設計)を使って、ミリ単位で誤差をなくすことが求められます。
この図面がその後の切断・溶接・組立・現場施工のすべての基準になるため、非常に重要な工程です。

📏 「設計図は現場の言葉」。
正確な図面があってこそ、安全で強い建物ができあがります。


🔩 ② 材料の調達と検査

 

次に、JIS規格に適合した鋼材(H形鋼、角パイプ、鋼板など)を仕入れます。
入荷後には「ミルシート(材質証明書)」で品質を確認し、曲がりや錆びがないかも目視検査。

材料の信頼性が構造全体の安全につながるため、この段階での検査は入念に行われます。


⚙️ ③ 鉄骨の切断・孔あけ・組立

 

製作工場では、いよいよ鉄骨加工が始まります。

1️⃣ 切断:ガス切断機やレーザーで設計寸法どおりに切断
2️⃣ 孔あけ:ボルトを通す穴をドリルで高精度にあける
3️⃣ 組立・仮付け:部材を仮止めし、形状を確認

🧰 鉄骨加工は「ミリ単位の正確さ」が命。
わずか1mmのズレでも、現場でボルトが通らなくなることがあります。


🔥 ④ 溶接・仕上げ

 

熟練の溶接工が、仮止めされた部材を本溶接します。
溶接は“鉄を溶かして一体化させる”作業であり、見た目以上に繊細で神経を使う工程。

さらに、超音波探傷試験(UT)や磁粉探傷試験(MT)などの非破壊検査で、内部まで品質をチェックします。
合格したものだけが次の工程へ進めるのです。

🔥 火花が散る中で、鉄が一体となる瞬間――。
鉄骨工の現場には、力強くも美しい光景があります。


🚛 ⑤ 現場搬入・建方(たてかた)

 

完成した鉄骨はトレーラーで現場に搬入され、いよいよ建方(骨組みの組立)に入ります。
クレーンで吊り上げながら、柱・梁を順に組み上げ、ボルトで仮止めします。

高所での作業が多いため、安全帯・ヘルメット・無線連携など、安全管理が最重要
チーム全員が息を合わせ、指示と合図を明確にしながら作業します。

🏗️ 高さ30mの鉄骨上で、数ミリ単位の精度を追う。
まさに「空中の職人たち」の世界です。


🧱 ⑥ 本締め・精度確認・完成

 

全ての部材が組み上がったら、仮止めしたボルトを本締めします。
トルクレンチを使い、規定の締付力で固定。

その後、全体の垂直・水平・対角を測定し、設計どおりに仕上がっているかを確認。
合格すれば、鉄骨建方は完了です✨


👷‍♂️ 求職者の方へ

 

鉄骨製作・建方の仕事は、力仕事と思われがちですが、正確さとチームワークが何より大切。
設計・製作・現場の全工程がつながっており、自分が関わった建物が街のシンボルになることもあります。

最初は補助作業や部材運搬から始め、資格(玉掛け・アーク溶接・高所作業など)を取って一人前へ。
経験を積むほどに、「空間を組み立てる技術」が身につきます。

💬 「自分の手で街の形をつくる」
そんなスケールの大きな仕事ができるのが、鉄骨工の魅力です。


🧾 まとめ

 

  • 鉄骨工事は「設計→製作→建方」の一連の流れで行われる

  • 工場の精度と現場の連携が安全・品質の鍵

  • 高度な技術・集中力・チームワークが求められる

  • 未経験からでも“街を支える技術者”へ成長できる

 

🏙️ 鉄骨は建物の“骨格”。
それを形にする仕事は、誇りと責任に満ちています。

 


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